岩泉型インターンシップ

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岩泉型インターンシップ2022 中間報告2

2022.9.6

トラクター

岩泉型インターンシップ2022 農業コース(有限会社龍泉洞黒豚ファーム、工藤牧場)
参加者:岩手大学 農学部2年 中村江梨香

 

1、岩泉インターンシップを知ったきっかけや参加しようと思った動機
2、作業内容
3、感想

 

1、前に食肉科学のオンライン講義に参加した際に穴田さんとお話しさせていただく機会があり、このインターンのことを教えていただきました。そして、7月くらいにインターンの募集を始めることを聞いて応募しました。参加した理由としては、現地で牛や豚の飼育を経験できるのは、とても貴重な経験になると思ったからです。私は将来、苦痛やストレスができる限り少ない産業動物の飼育環境を実現させたいと考えています。そのため、飼育現場の実状や様々な農家さんの考え方をより多く吸収したいと思っているので、今回のインターンシップに参加したいと思いました。


2、糞かき、豚舎・牛舎の掃除 +
  【龍泉洞黒豚ファーム】
   豚舎間の豚の移動のお手伝い
  【工藤牧場】
   牛の洗浄、牛と戯れること(笑)


3、生産者の方の想いや熱意を近くで感じられてとても勉強になりましたし、牛や豚と関われて大変うれしかったです。一方で、自分の勉強不足を感じる場面も多かったので、気合を入れ直すきっかけにもなりました。これから大学で専門分野の講義も増えると思いますが、常に自分から畜産に関わる姿勢を持ち続けたいと思います。動物と関わる仕事を職業にするには、動物と向き合い続ける気持ちや覚悟が必要だと思うのでこれからそれを身に着けていきたいです。

 

子豚

岩泉型インターンシップ2022 農業コース(有限会社龍泉洞黒豚ファーム、工藤牧場)
参加者:相模女子大学 学芸学部1年 関谷ひなた

 

1、岩泉インターンシップを知ったきっかけや参加しようと思った動機
2、作業内容
3、感想

 

1、大学の先生の紹介で岩泉インターンシップを知りました。観光牧場にしか行ったことがなく、実際の畜産業がどのようなものなのかずっと体験したかったので参加しました。


2、【龍泉洞黒豚ファーム】
    糞掃除、子豚にワクチンや鉄などの栄養素を打つ、豚の移動、草むしり、熊の毛皮を山につるす(熊よけ)
  【工藤牧場】
    餌やり、残りの餌はき、牛洗い


3、養豚や酪農を実際に体験して、私たちが普段食べている豚肉や牛肉、牛乳は受精師さんや検査の方などたくさんの人が関わって市場に出ていることが分かりました。また、養豚農家では、半分くらいの仕事は豚のお世話をするけど、他は草むしりなどの一見関係のないようなことをしていて驚きました。しかし、その草は放牧の豚の餌になるし、やっていることすべてに意味があることを知れました。養豚や酪農農家さんは朝が早く、365日豚や牛のお世話をしなければいけなくて大変なのに、その中でも農業を続けられる人はすごいなと思いました。

 

 

~解説:岩泉の畜産業~ 横浜国立大学 都市科学部1年 原口瑞樹

 岩泉の農業は83%を畜産業が占めています。83%という数値からも、畜産業の盛んさがうかがえます。岩泉では『龍泉洞黒豚』や『いわいずみ短角牛』などブランド化した食肉が生産されています。

 

 現在、岩泉町の養豚農家は1軒のみで、飼育されている豚は100%黒豚です。さて、白豚と黒豚の違いについて知っていますか?白豚は生まれてから約6か月で出荷可能な状態になりますが、黒豚は発育が遅く、出荷可能な状態になるまで、約8か月かかります。黒豚はより手間暇かけて育てられていることが分かりますね。また、黒豚は筋肉繊維が細かく、旨味成分が多いのも特徴です。豚肉は繊維が細かいほど、肉の味の浸透性が高まるのですが、黒豚は豚肉の中でも繊維がとても細かいのが特徴です。また旨味成分であるアミノ酸などが多く含まれています。

 

 また岩泉町の特産物の一つである、いわいずみ短角牛は脂肪分が少ないヘルシーな赤身の高タンパク牛肉です。実は短角牛の発祥の地は、岩泉といわれています。短角牛は寒さに強く、丈夫な体を持っています。その起源は、藩政時代に「塩の道」と呼ばれる街道を歩いて、三陸沿岸の海産物や塩などの荷物を内陸に運び、逆に内陸からお米やお酒、生活物質を運ぶ役割を担っていた「南部牛」です。

 

 実際私も『龍泉洞黒豚』と『いわいずみ短角牛』をいただいてみました! まずは龍泉洞黒豚。とっっっってもおいしかったです。白豚と食べ比べをしてみたのですが、白豚に比べ、さっぱりとして、食べやすい印象を受けました。旨味や甘みも感じられて、黒豚の特徴を実感できました。いわいずみ短角牛は、見た目からして赤身の主張が強く、食欲をそそられました(笑)赤身ということで、重くないのに肉々しさを感じ、食べ応えを感じました。こちらもとっっっってもおいしかったです。両方とも実際に口にしてみて、もっといろんな人に知ってほしいという思いが強くなりました。

 

 今回のインターンシップの中で、酪農家の方のお話を聞く機会がありました。その方は、牛らしい牛の飼い方をしながら、酪農を営みたいと熱く語ってくださいました。黒豚や短角牛の魅力はもちろんのこと、生産者さんの想いが消費者まで届くように、消費者側も自分が口にするものに対してもっと関心をもっていくべきだと強く感じました。

 

関連記事:岩泉型インターンシップ2022 中間報告1 黒豚・バークシャー種 短角牛

一般社団法人 KEEN ALLIANCE
岩泉町移住コーディネーター穴田光宏