岩泉型インターンシップ

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地域×キャリアデザインプログラムin岩泉って何?

2025.5.14

・インターンシップとは違うの?
 インターンシップは、就職活動の方向性が定まっている大学3年生、4年生が、具体的な業界や会社を知るために参加するものとされています。一方で、まだ方向性が定まっていない大学1年生、2年生は様々な選択肢(進路)を知ることから始まります。そのような低学年向けのプログラムがキャリアデザインプログラムと呼ばれています。

・地域×キャリアデザインプログラムin岩泉ってどんなことをするの?
 「地域で働くことは、地域で暮らすこと」が大きなテーマです。地方は都会に比べ「働くこと」と「暮らすこと」の距離が近いことが特徴です。私たちはその点を改めて見つめなおし、「働くこと」だけではなく、「暮らすこと」も考えるプログラム組んでいます。特に今年度は「地方の産業を考えるプログラム」と「人口減少を考えるプログラム」の2コースが設定されており、それぞれの視点から、実際の現場で働き、現場の人に話しを聞き、自分たちの事として考えることを目標にしています。自分が将来、どうやって生きていくのか、どういう生き方をするのか、その参考にきっとなると思います。

・「地方の産業を考えるプログラム」の内容を教えてください。
 いわゆる6次産業化をテーマにします。今回は岩泉町が日本一の生産量を誇る畑わさびと、龍泉洞黒豚で知られる養豚の生産現場を学んだ後に、それぞれの加工品生産現場から販売までを見学します。それぞれの現場で働く人から直接話を聞き、地方の産業について皆さんで考えてもらいます。

・「人口減少を考えるプログラム」の内容について教えてください。
 日本中で問題となっている人口減少について、過疎地の現場でリアルに学んでもらいます。まずは過疎地で起きている現実を知るため、とりわけ過疎が進む地域の農家に入り、農家の方と一緒に働きながら現状を知ってもらいます。その後、岩泉町が取り組む人口減少対策である「地域おこし協力隊」と「特定地域づくり事業協同組合」について役場の担当者から直接話を聞き、その現状について皆さんで考えてもらいます。

・合同プログラムについて教えてください。
 参加者全員で参加する合同プログラムには初日の合同ガイダンス、最終日の報告会以外に、地域の人と話す際のスキルを上げるワークショップや、東日本大震災の被災地で当事者の話を聞き、震災後の防災対策を役場職員から聞く防災学習などがあります。またプログラム期間中1泊は災害の際に避難所となる岩泉町役場小本支所で宿泊し、リアルな避難所を体験してもらいます。

・他に特徴などがありましたら教えてください。
 地域×キャリアデザインプログラムはin岩泉では、大学も違う、学年も違う、学部も違う、仲間と一緒に暮らします。昼間はそれぞれのプログラムに行きますが、予定が終わればみんな同じところに戻ってきて、一緒にご飯を作り、食べて、今日の出来事を話し合います。サークルの合宿みたいな感じです。同じ出来事でも人によって感じ方や考え方が変わったりします。それを意識できるのはとても大切なことだと思います。

・あなたの人生を岩泉町が応援します。
 プログラム期間中の宿泊費や、盛岡岩泉間の往復にかかる費用は岩泉町が補助を出しますので、皆さんの負担はありません。もちろん、参加者の皆さんが卒業時に「岩泉町で就職しようと思います!」と言ってくれたら嬉しいです。でも、そのために補助を出しているわけではありません。皆さんが岩泉町で経験したことを糧として、世界中で活躍してほしいと思っています。あとで振り返った時に「あの時、岩泉町で経験したことがとても大きかったです!」そう言ってくれたら、もっと嬉しいです。学生時代はあっという間です。1年生のうちから色々な事を経験し、将来自分は何をするのか、どういう生き方をするのか、悩んでください。そして卒業までに答えを見つけてください。私たちはその応援をしたいと思っています。

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上記以外の大学に通う皆さんはメールにてお問い合わせください⇒⇒ 問い合わせ先

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私たちのプログラムは
 キャリアデザインプログラムアワード2025で低学年キャリアデザイン賞を受賞しました。

一般社団法人KEEN ALLIANCE
岩泉町移住コーディネーター 穴田光宏