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黒豚・バークシャー種(くろぶた・ばーくしゃーしゅ)

2017.7.3

執筆者:岩泉町まるごと営業本部 穴田光宏

 

色が黒っぽい豚はいくつかの種類がいますが、日本で黒豚として販売されているのは「バークシャー種」といわれる品種の豚のみです。ロースにサシが入ることで有名なブランド豚「東京X」も「バークシャー種」の血が入っており、色も黒っぽいものがいますが純粋な「バークシャー種」ではないので黒豚とは呼ばれません。

 


黒豚は全身真っ黒ではなく、個体差はあるものの鼻の先、足の先、しっぽの先は白いです。

 

美味しい豚の代表として語られる黒豚ですが、日本で飼育されている豚のうち、黒豚の割合はわずか6%程度とされています。しかもその半数は「かごしま黒豚」としてブランド化されている鹿児島県で飼育されています。そのため鹿児島以外の地域で飼育されている豚のほとんどは、「黒豚」以外の豚です。

 

 

ただし岩泉町には2軒の養豚農家(小本地区の阿部養豚、有芸地区の龍泉洞黒豚ファーム)が存在していますが、2軒とも黒豚を飼育しており、黒豚率100%の町という極めて珍しい状況となっています。しかも2軒ともそれぞれ別のブランド、出荷ルートを持っており、岩手県内はもちろん、宮城や青森など県外でも販売され、人気を博しています。
 

龍泉洞黒豚ファームで放牧中の黒豚です。 

 

黒豚は脂に旨味が多いなど、美味しいことで知られていますが一般的な豚肉よりも値段が高いです。高い理由としては主に下記の理由により、コストが掛かるからといわれています。

 

・一般的な豚よりも1回に生まれる豚の頭数が少ない(一般的な豚が1回に12~14頭、黒豚は10頭前後を出産します)

 

・生育が遅い(一般的な豚が生まれてから6か月弱で出荷されるのに対し、黒豚は最低でも7か月以上飼育されます)

 


交配中の黒豚です。当然、上がオスで、下がメスです。

 

ちなみに養豚農家では伝染病予防の理由から、一般の方が農場に入ることをお断りしているところがほとんどです。行政などの関係者も、農場間での伝染病感染を防ぐために、他の農場に行った場合は一定の日数を開けるなど、とても気を使います。養豚農家など生産現場を見学したい方は必ず事前に許可を得たうえで、訪問されるようにお願いいたします。