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中野七頭舞(なかのななづまい)

2017.5.3

執筆者:中野七頭舞保存会 会長 佐々木隆幸

 

 

【概要】
中野七頭舞は、岩泉町中野地区に伝わる神楽舞の一部で、発端は天保時代(1830年~1844年)にさかのぼる。当時、神楽太夫と呼ばれた工藤喜太郎には36名の弟子がいて様々な神楽を舞うことができた。

 

神楽太夫は毎年巡業をし、北は久慈から南は山田、大槌と舞い歩き、好評を得たと言われている。この喜太郎が神楽舞いの一部を取り入れて、基本とし、中野地区に七頭舞を創始したと言われている。


 

 

演舞する人数は、2人1組が7組で計14人。道具が「先打ち」「谷地払い」「ナギナタ」「太刀」「キネ」「小鳥」「ササラスリ」の7種類に分類されており、これが「七頭舞」の語源とも言われている。

 

 

また、舞の種類も「道具取り」「横跳ね」「チラシ」「戦い」「ツットウツ」「三足(鳥居掛け)」「道具納め」の7つに分かれており、ここからも「七頭舞」の意味がうかがわれる。


 

 

当初は神楽で踊られていたが、時代と共に変わり集落の祭典に奉納されるようになった。(岩泉町小本中野地区白山神社例大祭は毎年5月3日)

 

 


 


 

五穀豊穰家内安全大漁を祈願して踊る中野七頭舞は、勇壮で活発な舞である。その魅力から、全国的にも広く踊られるようになった。7月に地元・小本地区で地元の保存会が主催する講習会は30年以上続いており、毎年全国から愛好家が集まる。

 


 

また、東京や北海道、広島等全国各地でも、講習会が行われている。

 

 

【七頭舞と小本】
中野七頭舞が伝わる中野は岩手県岩泉町の小本にある集落です。小学校の校歌に歌われる七つの里の一つで三陸鉄道の岩泉小本駅を降りた目の前一帯がそこです。広大な岩手の沿岸北部に位置し、小本川の最下流に半農半漁で形成された集落のつつましい営みと、春明るく夏涼しく冬雪少ない穏やかな気候に育まれ歴史を作ってきました。かつての田園風景と太平洋の眺望は青と緑が鮮やかで人々に記憶を刻んでいます。

 

 

今は東日本大震災の影響で住宅地や学校が移転したり、高速道路が建設されたりと町並みは大きく変容しています。東京から盛岡まで新幹線で2時間。盛岡から小本まで自動車で2時間。年に数回の七頭舞に関係するイベントや行事にたくさんの人達が集まってくれます。

 


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